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日本血液学会 造血器腫瘍診療ガイドライン

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情報

2018年6月13日 (水)

【情報】希少かつ治癒困難な非ホジキンリンパ腫の1つであるワルデンストレームマクログロブリン血症(Waldenstrom’s macroglobulinemia:WM)に対して、リツキシマブへのBTK阻害薬ibrutinib(商品名IMBRUVICA)の上乗せ効果が示される【JOHNSON & JOHNSON】

Oncology Tribune
より。

希少かつ治癒困難な非ホジキンリンパ腫の1つであるワルデンストレームマクログロブリン血症(Waldenstrom’s macroglobulinemia:WM)に対して、リツキシマブへのBTK阻害薬ibrutinib(商品名IMBRUVICA)の上乗せ効果が示される【JOHNSON & JOHNSON】

 「続きを読む」をクリックすると,いきなり,ジョンソンandジョンソンの英文ページに飛ばされて,ビックリ!(゚д゚)!

 グーグル翻訳したものをざっと見て,意味の通じない所,こまかい所や数字は,原文に当たるといいでしょう。

 さて,oral presentationが,Best of ASCO 2018 Meetingsに選ばれたとのこと。

Overall response rates and major response rates were significantly higher for IMBRUVICA plus rituximab versus placebo plus rituximab (92% vs 47%; 72% vs 32% [both P <0.0001]). In addition, there was an improvement in hemoglobin seen in patients treated with the combination versus the placebo plus rituximab arm (73% vs 41%, P <0.0001).

 92% vs 47%; 72% vs 32%って,2倍の開き。(゚д゚)!
 でもrituximab単体との比較だからなぁ。もともとrituximab単体では,そんなもんでしょ。

 ibrutinibがWMによろしおすぇというのは,この数年,よく見かける。

《関連記事》
【情報】「リツキサン」治療が無効になったワルデンシュトレームマクログロブリン血症の人でも、「イムブルビカ」治療によって有効性が期待できる。

 "IMBRUVICA plus rituximab versus placebo plus IMBRUVICA"のstudyをしてくれないと,ibrutinib+rituximab併用の効果がわからん。

 ibrutinib単体で,いいんじゃね?

2018年5月22日 (火)

【情報】念願のヘルプマークを手に入れた!

 とうとう手に入れたヘルプマーク。

ヘルプマーク.info
より

ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都福祉保健局が作成したマークです。

マタニティーマークが妊婦であることを周囲に知らせるのと同様、ヘルプマークは援助を必要としていることを周囲に知らせることを目的として作成されたものです。

電車の中で席を譲ってもらうためのものであるというイメージの強いヘルプマークですが、ヘルプマークを着用していることで、緊急時(外で倒れたとき、事故に巻き込まれたときなど)に適切な対処を受けられるようになります。

 配布場所については,ヘルプマーク.infoを参照されたい。

 1年くらい前は,東京都を除けば,配布場所が少なかったのだが,先日ヘルプマーク.infoを見たところ,格段に増えていた。
 いま現在ヘルプマークを必要とはしないが,次回治療直前,治療中の体調不良時に,付けるつもり。
 体調不良になると,ヘルプマークをもらいに行くのも,困難になるやも。

 まぁ,ヘルプマーク以前に,わたしは,どっからどう見ても,よぼよぼ老人なのだが,席をゆずってもらったのは病院前バス停から乗った1回のみ。外見から,超絶高齢者というのはわかるはずだが。
 いまどきの若いモンは…。o(`ω´*)o

Dsc04628

2018年3月20日 (火)

【情報】原発性マクログロブリン血症に対するR-Benda vs DRC療法

血も涙もない

より。

原発性マクログロブリン血症に対するR-Benda vs DRC療法

原発性マクログロブリン血症(Waldenstrom Macroglobulinemia (WM))におけるリツキシマブ併用トレアキシン療法(R-Benda)vs リツキシマブ+シクロホスファミド+デキサメタゾン療法(DRC療法)の比較試験

 わたしやkoさんが受けたR-Bendaとhさんやkaさんが受けたDRC療法の比較。

DRレジメンおよびBRレジメンの両方が活性および同等の毒性を示すが、BRレジメンは、TNおよびR / R設定の両方において、WM患者における優れたPFSの傾向を示す。

TTNTでは差は見られなかった。

 無増悪生存期間(PFS)は,BRがDRCより優った。
 TTNT(time-to-next therapy)は,同等とのこと。グラフではBR>DRCに見えるが,統計的有意差はないということか。

 PFSとTTNTの違いがわからない。(?_?)
 増悪すれば,次の治療にはいるのでは?

*この比較試験だけ見て,なんでもかんでもBR>DRCと思わないでください。別の試験では,反対の結果になることは,よくあります。
*ご自分の治療については,主治医に相談してください。

2017年9月14日 (木)

【情報】ボルテゾミブ(ベルケイド)の適応に「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ」が追加承認されました

《関連記事》
【情報】ポルテゾミブ(ベルケイド)の適応に「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ」が追加承認されたっぽい

 やっと,閲覧制限のない記事が出ました。

抗がん剤ボルテゾミブ、新たに原発性マクログロブリン血症などの治療にも使用可能に―厚労省 | メディ・ウォッチ | データが拓く新時代医療

厚労省は、原発性マクログロブリン血症・リンパ形質細胞リンパ腫の治療に用いる場合には、▼「通常、成人に1日1回、体表面積1平方メートル当たり1.3mgを1日目・4日目・8日目・11日目に静脈内または皮下に投与した後、10日間(12-21日目)休薬する」という3週間を1サイクルとし、投与を繰り返す▼本剤は最低72時間空けて投与する?との用法・用量も設定する考えです。従前の多発性骨髄腫・マントル細胞リンパ腫の用法・用量とは異なりますので、留意が必要です。

 とのこと。

 どうやって,用法・用量を決めたのかしら?
 海外での用法・用量を流用?(?_?)

2017年8月25日 (金)

【情報】ポルテゾミブ(ベルケイド)の適応に「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ」が追加承認されたっぽい

《関連記事》
【情報】「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ」対象にポルテゾミブの「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬の要望」が出ています

グーグル先生によると,

未承認薬会議 「ベルケイド」適応追加の公知申請を了承 | 医薬経済社
https://risfax.co.jp/risfax/141333.html
1 日前 - 厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」は23日、ヤンセンファーマのプロテアソーム阻害剤「ベルケイド注射用3㎎」(一般名=ボルテゾミブ)の「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ腫」の適……続きを読む ...

 とのことだが,リンクをクリックすると,ログイン画面になるんだよねぇ~。
 グーグル先生は,ログインしたのだろうか?

 もうひとつは,

ヤンセン「ベルケイド」など2件、公知申請が妥当 厚労省・検討会議 - 日刊薬業
https://nk.jiho.jp/article/126079
1 日前 - 厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」は23日、ヤンセンファーマの「ベルケイド注射用3mg」(一般名=ボルテゾミブ)に「原発性マクログロブリン血症およびリンパ形質細胞リンパ腫…

 クリックしても,グーグル検索結果の記述と同じことが書いてあるだけで,続きを見るにはログインが必要。

 厚生労働省のページには,まだ第32回議事録が載っていない。そのうち,出るでしょう。

医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 |厚生労働省

 やっと,規則に厳格な病院でも,ボルテゾミブ(販売名ベルケイド)が使えるようになるっぽい。
 融通のきかない病院にかかっている患者には,朗報でしょう。

2017年7月18日 (火)

【情報】リツキシマブ使用群は非使用群より高齢者WM/LPLの全生存期間が良好

 血液内科医森 勇一さんのツイッターより。

森 勇一さんのツイート: "BJH。実臨床での高齢者WM/LPLの全生存期間を米国がん登録1310名のデータに傾向スコア調整を行い検討。リツキシマブ使用群は非使用群より良好。リツキシマブへの化学療法追加、化学療法がアルキル化剤かプリンアナログかでは変わらないと https://t.co/v0i0k2nMpf"

とのことである。

原論文
Comparative outcomes of immunochemotherapy regimens in Waldenstrom macroglobulinaemia - Olszewski - 2017 - British Journal of Haematology - Wiley Online Library

 リツキシマブ+アルキル化剤兼プリンアナログのベンダムスチン最強?^^;

 それは置いといて,そりゃあ,使わないより使ったほうがいいべな。いまいち,ピンと来なかった。
 リツキシマブVS他薬でリツキシマブ優位というのならわかるが。

2017年6月 6日 (火)

【情報】「リツキサン」治療が無効になったワルデンシュトレームマクログロブリン血症の人でも、「イムブルビカ」治療によって有効性が期待できる。

 見てのとおり,本ブログのメインコンテンツはひまネタで,サブが貧血メタボ老人さんぽであるが,体調不良で,出かけられないので,更新がままならない。
 やむなく,ストックネタでお茶をにごす。(T_T)

《関連記事》 
【情報】WMにイブルチニブを適用したフェーズ2、2年時点の分析でも高い奏効率と論文発表
 WMにイブルチニブが有効という報告は,上記以外にも目にしていた。

日本がん対策図鑑より

【ワルデンシュトレームマクログロブリン血症:二次治療】イムブルビカ | 日本がん対策図鑑

「リツキサン」治療が無効になったワルデンシュトレームマクログロブリン血症の人でも、「イムブルビカ」治療によって有効性が期待できる。

試験では、「イムブルビカ」治療を受けた90%が奏効し、86%が18ヵ月間増悪なく生存し、97%が18ヵ月生存できた。

「イムブルビカ」治療によるグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(13%)、高血圧症(10%)、貧血(6%)、血小板減少症(6%)、下痢(6%)。

 リツキシマブ単体奏効率30%などと比べると,90%は,高い。
 ベンダムスチンでも,添付文書によると,低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫で奏効率89.7%となっているから,同じくらいか。しかし,こちらはWM限定の数字だから,より,信頼できるのかね。ベンダムスチンに耐性ができたら,イブルチニブが有力候補になりそう。
 あと,原論文によると,母数は31例か。少ないのね。

 日本がん対策図鑑では,原論文のイブルチニブを,わざわざ日本での処方名「イムブルビカ」で言い換えているけど,イムブルビカはWMでは未承認なんだよね。よく,わからん。
 本記事作成時点での適応は,下記のとおり。

1) 再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
2)再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫

 まぁ,ホニャララ病院なら…おや,だれか来たようだ?

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Dsc01849

2017年5月18日 (木)

【情報】原発性マクログロブリン血症で過剰粘稠度症候群が起こる血清IgMのしきい値は60g/L

 血液内科医森 勇一さんのツイッターで知ったのだが,

森 勇一さんのツイート: "BJH。原発性マクログロブリン血症で過剰粘稠度症候群が起こる血清IgMのしきい値は60g/Lと。 https://t.co/ULozSX2g5q"

とのことである。

Serum IgM level as predictor of symptomatic hyperviscosity in patients with Waldenstrom macroglobulinaemia - Gustine - 2017 - British Journal of Haematology - Wiley Online Library

 無症候性のWM患者でも,60g/Lが治療開始の基準とのこと。

 IgM値だけでは,治療開始しない。症状が出てから治療するというのが定説のようだが,IgMがあまりに高い場合は,症状がなくても治療開始したほうがいいんじゃないの?と思っていた。
 心不全だの,失明だの,脳内出血だの,症状が出てからでは遅いのだから。

2017年5月 5日 (金)

【情報】"WikiPathologica - PukiWiki"より"lymphoplasmacytic lymphoma(LPL)"と"Waldenstroem macroglobulinemia"

 少し前に,サイドバーに「【医療情報】WikiPathologica - PukiWiki」を追加したのだが,見ていただけただろうか?

 病理のwikiとのことだが,治療についても,まとまっている。

lymphoplasmacytic lymphoma(LPL)


lymphoplasmacytic lymphomaの治療 †

第六回リンフォマニアになる会 伊豆津先生の講演から
WMclass.jpg

診断の契機

    貧血, 過粘稠症状(倦怠感, 息切れ, 頭痛, 意識障害, 視力障害, 腎障害), 肝脾腫は典型的な主症状

    寒冷凝集素症(CAD), cryoglobulinemia, polyneuropathy, amyloidosis, 腎障害などIgMの特徴的生理作用による症状があり上記3症候がない場合はIgM低値で, B-cellクローンが少ないことが多い
    ↑
    診断において臨床家と病理医の所見がくいちがうのは, こういう場合。(臨床家は症状がある[=治療が必要な状態]のでテンションが高いが、病理医はB細胞の増殖は少なく, 腫瘍といえないと返事する)

    無症候(検査異常):IgM M蛋白, 末梢血リンパ様異型細胞(単クローン性B細胞)

macroglobulinemiaの患者さんは, 症状を呈していなければ, (過粘稠症状, 貧血など過粘稠以外の症状)治療の必要はない。症状が発現してくれば治療対象となる。(原則は2016年も変わっていない)

 伊豆津先生は,ほんと,忙しい。
 通常の診察業務に加えて,本の執筆,講演会,いろんな学会の委員…。
 いつ,休んでいるんだろう?

Waldenstroem macroglobulinemia


WMの治療 †

症状のある患者さんに治療を開始する。血清IgM増加のみでは治療対象としない。*12

    Hb濃度<10g/dl, platelet count<10万/ml
    著しいadenopathy, 臓器腫大, hyperviscosityの症状あり, 重症neuropathy, amyloidosis, cryogloblinemia, cold agglutinin disease, 疾患のtransformationが明瞭なとき

    IgM paraprotein >5g/dlになるとhyperviscosity の危険が出現する。

 前にも書いたが,「血清IgM増加のみでは治療対象としない。」を,「自覚症状がなければ治療しなくていい」と超絶誤解釈して,治療拒否しているうちに,認知症様精神症状,被害妄想や放射脳を発症した例がある。
 症状には,自覚症状と他覚症状があって,他覚症状も症状のうちである。
 HGB低下がゆっくりと進んだ場合,からだが慣れるので,それほど自覚症状は出ないが,HGBが10切ったら,りっぱな症状である。
 わたしは,CT撮って,脾臓肥大,全身のリンパ腫に腫れがあることがわかったが,自覚症状はない。

 って,わたしも,HGB9.6なので,治療しなきゃ。><


 

2017年2月20日 (月)

【情報】原発性マクログロブリン血症に関するまとめのようなもの

 以前,掲示板に

>希少疾患ゆえ,日本には,WM限定でくわしい医師はいないのではないでしょうか。

と書いたが,WM専門でもなくても,わりと深く研究している医師はいるようだ。

血液内科 - 診療科 - 診療科について - 独立行政法人 国立病院機構 災害医療センター

> 疾患について

>①原発性マクログロブリン血症

 にあるPDFファイル。
 PDF作成日は2016/10/17なので,わりと最近。

 この医師は,IWWM(WMの国際的なWorkshop)にも,毎回参加しているようだ。

>Dana Farber Cancer Instituteには、WMの専門病院であるBing Center for WMが存在し、診療、および研究中に関する世界の中心的役割を担っている。

 WMセンターとな。すばらしい。

>血清IgM値が4,000 mg/dLを超えると発症頻度が高率となる致死的な合併症である。眼底出血、鼻咽腔・脳出血、認知症様精神症状、昏睡などの意識障害を惹起する。
>過粘稠度症候群を認める症例、および、無症候性でもIgMが4,000mg/dLを超える症例は、まず血漿交換を先行し、その後速やかに化学療法を行うことが推奨されている。

 無症候性でも化学療法は,どこで推奨されているのだろう?
 超絶多忙中のため,参考文献をチェックしていない。
 症状がないかぎり,化学療法にははいらないというのが,通説ではないだろうか。

 個人的には,症状がなくても,5000を越えたら化学療法をしたいと思っていたが,5000では遅いか。
 症状が出てから積極的治療をしてまにあうならいいのだが,症状が進行が遅いものや可逆性のものとも限らない。脳出血してから,化学療法をしようとしても,命がなければどうしようもない。認知症や統合失調症を発症してから,化学療法をしても,脳は元には戻らない。また,認知症患者に点滴するのは,困難をともなう。
 まぁ,わたしの場合,貧血が先にくるから,抗がん剤治療が遅れることはないだろう。

 しかし,このファイル,一般患者用のページに置かれているが,一般患者向けではないような。

より以前の記事一覧

まめうさ「花火」

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