まめうさ「海」

フォト

お知らせ

  • 2017年08月14日(月)テーマを「浜辺の貝殻」に変更

本ブログの旧ブログ

お勧め本

日本血液学会 造血器腫瘍診療ガイドライン

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

情報

2017年7月18日 (火)

【情報】リツキシマブ使用群は非使用群より高齢者WM/LPLの全生存期間が良好

 血液内科医森 勇一さんのツイッターより。

森 勇一さんのツイート: "BJH。実臨床での高齢者WM/LPLの全生存期間を米国がん登録1310名のデータに傾向スコア調整を行い検討。リツキシマブ使用群は非使用群より良好。リツキシマブへの化学療法追加、化学療法がアルキル化剤かプリンアナログかでは変わらないと https://t.co/v0i0k2nMpf"

とのことである。

原論文
Comparative outcomes of immunochemotherapy regimens in Waldenstrom macroglobulinaemia - Olszewski - 2017 - British Journal of Haematology - Wiley Online Library

 リツキシマブ+アルキル化剤兼プリンアナログのベンダムスチン最強?^^;

 それは置いといて,そりゃあ,使わないより使ったほうがいいべな。いまいち,ピンと来なかった。
 リツキシマブVS他薬でリツキシマブ優位というのならわかるが。

2017年6月 6日 (火)

【情報】「リツキサン」治療が無効になったワルデンシュトレームマクログロブリン血症の人でも、「イムブルビカ」治療によって有効性が期待できる。

 見てのとおり,本ブログのメインコンテンツはひまネタで,サブが貧血メタボ老人さんぽであるが,体調不良で,出かけられないので,更新がままならない。
 やむなく,ストックネタでお茶をにごす。(T_T)

《関連記事》 
【情報】WMにイブルチニブを適用したフェーズ2、2年時点の分析でも高い奏効率と論文発表
 WMにイブルチニブが有効という報告は,上記以外にも目にしていた。

日本がん対策図鑑より

【ワルデンシュトレームマクログロブリン血症:二次治療】イムブルビカ | 日本がん対策図鑑

「リツキサン」治療が無効になったワルデンシュトレームマクログロブリン血症の人でも、「イムブルビカ」治療によって有効性が期待できる。

試験では、「イムブルビカ」治療を受けた90%が奏効し、86%が18ヵ月間増悪なく生存し、97%が18ヵ月生存できた。

「イムブルビカ」治療によるグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(13%)、高血圧症(10%)、貧血(6%)、血小板減少症(6%)、下痢(6%)。

 リツキシマブ単体奏効率30%などと比べると,90%は,高い。
 ベンダムスチンでも,添付文書によると,低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫で奏効率89.7%となっているから,同じくらいか。しかし,こちらはWM限定の数字だから,より,信頼できるのかね。ベンダムスチンに耐性ができたら,イブルチニブが有力候補になりそう。
 あと,原論文によると,母数は31例か。少ないのね。

 日本がん対策図鑑では,原論文のイブルチニブを,わざわざ日本での処方名「イムブルビカ」で言い換えているけど,イムブルビカはWMでは未承認なんだよね。よく,わからん。
 本記事作成時点での適応は,下記のとおり。

1) 再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
2)再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫

 まぁ,ホニャララ病院なら…おや,だれか来たようだ?

Dsc01844

Dsc01847

Dsc01848

Dsc01849

2017年5月18日 (木)

【情報】原発性マクログロブリン血症で過剰粘稠度症候群が起こる血清IgMのしきい値は60g/L

 血液内科医森 勇一さんのツイッターで知ったのだが,

森 勇一さんのツイート: "BJH。原発性マクログロブリン血症で過剰粘稠度症候群が起こる血清IgMのしきい値は60g/Lと。 https://t.co/ULozSX2g5q"

とのことである。

Serum IgM level as predictor of symptomatic hyperviscosity in patients with Waldenstrom macroglobulinaemia - Gustine - 2017 - British Journal of Haematology - Wiley Online Library

 無症候性のWM患者でも,60g/Lが治療開始の基準とのこと。

 IgM値だけでは,治療開始しない。症状が出てから治療するというのが定説のようだが,IgMがあまりに高い場合は,症状がなくても治療開始したほうがいいんじゃないの?と思っていた。
 心不全だの,失明だの,脳内出血だの,症状が出てからでは遅いのだから。

2017年5月 5日 (金)

【情報】"WikiPathologica - PukiWiki"より"lymphoplasmacytic lymphoma(LPL)"と"Waldenstroem macroglobulinemia"

 少し前に,サイドバーに「【医療情報】WikiPathologica - PukiWiki」を追加したのだが,見ていただけただろうか?

 病理のwikiとのことだが,治療についても,まとまっている。

lymphoplasmacytic lymphoma(LPL)


lymphoplasmacytic lymphomaの治療 †

第六回リンフォマニアになる会 伊豆津先生の講演から
WMclass.jpg

診断の契機

    貧血, 過粘稠症状(倦怠感, 息切れ, 頭痛, 意識障害, 視力障害, 腎障害), 肝脾腫は典型的な主症状

    寒冷凝集素症(CAD), cryoglobulinemia, polyneuropathy, amyloidosis, 腎障害などIgMの特徴的生理作用による症状があり上記3症候がない場合はIgM低値で, B-cellクローンが少ないことが多い
    ↑
    診断において臨床家と病理医の所見がくいちがうのは, こういう場合。(臨床家は症状がある[=治療が必要な状態]のでテンションが高いが、病理医はB細胞の増殖は少なく, 腫瘍といえないと返事する)

    無症候(検査異常):IgM M蛋白, 末梢血リンパ様異型細胞(単クローン性B細胞)

macroglobulinemiaの患者さんは, 症状を呈していなければ, (過粘稠症状, 貧血など過粘稠以外の症状)治療の必要はない。症状が発現してくれば治療対象となる。(原則は2016年も変わっていない)

 伊豆津先生は,ほんと,忙しい。
 通常の診察業務に加えて,本の執筆,講演会,いろんな学会の委員…。
 いつ,休んでいるんだろう?

Waldenstroem macroglobulinemia


WMの治療 †

症状のある患者さんに治療を開始する。血清IgM増加のみでは治療対象としない。*12

    Hb濃度<10g/dl, platelet count<10万/ml
    著しいadenopathy, 臓器腫大, hyperviscosityの症状あり, 重症neuropathy, amyloidosis, cryogloblinemia, cold agglutinin disease, 疾患のtransformationが明瞭なとき

    IgM paraprotein >5g/dlになるとhyperviscosity の危険が出現する。

 前にも書いたが,「血清IgM増加のみでは治療対象としない。」を,「自覚症状がなければ治療しなくていい」と超絶誤解釈して,治療拒否しているうちに,認知症様精神症状,被害妄想や放射脳を発症した例がある。
 症状には,自覚症状と他覚症状があって,他覚症状も症状のうちである。
 HGB低下がゆっくりと進んだ場合,からだが慣れるので,それほど自覚症状は出ないが,HGBが10切ったら,りっぱな症状である。
 わたしは,CT撮って,脾臓肥大,全身のリンパ腫に腫れがあることがわかったが,自覚症状はない。

 って,わたしも,HGB9.6なので,治療しなきゃ。><


 

2017年2月20日 (月)

【情報】原発性マクログロブリン血症に関するまとめのようなもの

 以前,掲示板に

>希少疾患ゆえ,日本には,WM限定でくわしい医師はいないのではないでしょうか。

と書いたが,WM専門でもなくても,わりと深く研究している医師はいるようだ。

血液内科 - 診療科 - 診療科について - 独立行政法人 国立病院機構 災害医療センター

> 疾患について

>①原発性マクログロブリン血症

 にあるPDFファイル。
 PDF作成日は2016/10/17なので,わりと最近。

 この医師は,IWWM(WMの国際的なWorkshop)にも,毎回参加しているようだ。

>Dana Farber Cancer Instituteには、WMの専門病院であるBing Center for WMが存在し、診療、および研究中に関する世界の中心的役割を担っている。

 WMセンターとな。すばらしい。

>血清IgM値が4,000 mg/dLを超えると発症頻度が高率となる致死的な合併症である。眼底出血、鼻咽腔・脳出血、認知症様精神症状、昏睡などの意識障害を惹起する。
>過粘稠度症候群を認める症例、および、無症候性でもIgMが4,000mg/dLを超える症例は、まず血漿交換を先行し、その後速やかに化学療法を行うことが推奨されている。

 無症候性でも化学療法は,どこで推奨されているのだろう?
 超絶多忙中のため,参考文献をチェックしていない。
 症状がないかぎり,化学療法にははいらないというのが,通説ではないだろうか。

 個人的には,症状がなくても,5000を越えたら化学療法をしたいと思っていたが,5000では遅いか。
 症状が出てから積極的治療をしてまにあうならいいのだが,症状が進行が遅いものや可逆性のものとも限らない。脳出血してから,化学療法をしようとしても,命がなければどうしようもない。認知症や統合失調症を発症してから,化学療法をしても,脳は元には戻らない。また,認知症患者に点滴するのは,困難をともなう。
 まぁ,わたしの場合,貧血が先にくるから,抗がん剤治療が遅れることはないだろう。

 しかし,このファイル,一般患者用のページに置かれているが,一般患者向けではないような。

2017年1月28日 (土)

【情報】ステロイド精神病は、プレドニゾロン換算で1日40mgを超えると発生頻度が数十倍にも上昇する。

 いちはさんの,
とりあえず俺と踊ろう
より

とりあえず俺と踊ろう: ステロイドを飲む人や家族、それから医師にもぜひ知っておいて欲しい大切なこと

ステロイド精神病は、プレドニゾロン換算で1日40mgを超えると発生頻度が数十倍にも上昇する。その状態像としては、躁状態が35%、うつ状態が28%、躁うつ混合状態が12%で、せん妄が13%、精神病性障害が11%である。

ステロイドの使用開始から発症までの期間の中間値は10日前後だが、4割が最初の1週間に、また2週間以内に6割、6週間以内に9割が生じる。それ以降の発症も稀ではない。
(精神科治療学 Vol.25増刊号 今日の精神科治療ガイドラインより)

 ステロイドは,効能が多い反面,副作用も多い。
 不眠症,血糖値が上がる,骨がもろくなる,免疫力低下などの肉体的副作用のほかに,プチそうになったり,プチうつなどの精神的副作用がある。
 しかし,自殺に至るほどの強い副作用が,かなりの頻度で発生しているとは知らなかった。

 わたしの知るかぎりでは,WMブログ連で,「プレドニゾロン換算で1日40mgを超える」治療を1週間以上連続で受けているメンバーはいないようだ。
 なお,パルス療法と呼ばれている,高用量ステロイドを数日間連続投与する場合は,ここで言うところの「プレドニゾロン換算で1日40mgを超える治療」には,あてはまらないようである。

 わたしは,ステロイドの力価を調べるときに,ここの表を使っている。

ステロイドの力価の換算(0810)←PDFファイル注意

 血液がん治療に,デキサメタゾンはプレドニゾロンと並んで,よく使われる。
 力価はプレドニゾロン4に対して,デキサメタゾン25である。レナデックスなどのデキサメタゾン4mg1錠で,プレドニゾロン5mg5錠に相当するということである。

 この換算率を適用すると,「プレドニゾロン換算で1日40mgを超える」治療は,「デキサメタゾンで1日6.4mgを超える治療」となる。わたしの観測範囲では,デキサメタゾンは,1週間以上の連用には使われないようである。

 とはいえ,以前受けたデキサメタゾン40mg/day×4日を4週毎というのは,きつかった。
 服用時の不眠,食欲異常亢進,離脱時の過眠,食欲不振,活動性低下。
 そのうち,小腸に穴があいた。添付文書によると,デキサメタゾンあるいはボルテゾミブの副作用の可能性がある。無関係かもしれないが,体調悪化の原因がステロイド離脱症状と判断していたので,発見が遅れた。

2016年9月 2日 (金)

【情報】「1日15分の早歩きが人生を変える」そうです

 「女性泌尿器科医」というのに,名前が男性ぽいし,写真も男性ぽい。
 よくよく読んで気がついた。「女性泌尿器科」医であって,女性・泌尿器科医ではないのね。^_^;

 さて,1日15分早歩きすれば,健康になれるそうだ。
 昨日は,清里駅から野辺山駅まで,飯盛山経由で6時間以上山歩きor早歩きしている。
 これで,1ヶ月くらいは,寝たきり老人しててもだいじょうぶだな。

1日15分の早歩きが人生を変える | 女性泌尿器科医が語る サイエンス&スポーツ | 奥井識仁 | 毎日新聞「医療プレミア」

*医師個人の見解であり,効果を保証するものではありません。

2016年2月28日 (日)

【情報】「2月28日 5キロ痩せたけど、治療効果が!?」へのコメント

 「コメントを頂いていますが、タブレットで開けません。」とのことなので,こちらに書きます。

 なんで,タブレットでコメントが開けないのかわからないのですが,PCモードにしてみたのでしょうか?

AndroidスマートフォンでPC向けWebページを表示させる

 治療効果が出てきたようで,よかったですね。
 家族の方にサンドイッチの差し入れしてもらえばいいのでわ?

 復活をお待ちしております。m(_ _)m

P1200471

2016年2月 8日 (月)

【情報】「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ」対象にボルテゾミブの「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬の要望」が出ています

 一般名ボルテゾミブは,国内では販売名ベルケイドのことです。

 偶然,見つけたのだけど,「原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ」に対して,ポルテゾミブの「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬の要望」が出ています。

第3回 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬の要望募集で提出された要望について |厚生労働省

III-③-1の添付ファイル
 日本リンパ網内系学会が申請。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/dl/150810_3-3-1.pdf

 

 そのほかには。
 全114ページのPDFなので,激重。回線が細ければ,あえて見るほどのこともない。

https://nk.jiho.jp/servlet/nk/release/pdf/1226713046553

 ページ24に,「日本リンパ網内系学会」と「日本血液学会」のふたつの組織から,同一内容の申請が出ている。
 「日本リンパ網内系学会」のサイトを見たけれど,理事長が飛内先生で,伊豆津先生の名前があったりで,実質,日本リンパ腫学会のような感じ。骨髄腫に,日本骨髄腫学会があるようなものでしょうか。

原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ腫に対し他の抗悪性腫瘍剤との併用において、成人に1日1回、ポルテゾミブとして13 mg/m2(体表面積)を週2回、2週間(1.4.811日目)静脈内投与又は皮下投与した後、10日間休薬(12~21日目)する。この3週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。

《未承認薬・適応外薬の要望に対する企業見解》
ヤンセルファーマの見解。

PDF全15ページ
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/1_2.pdf

 

 だからどうということはないのですが,いろいろ,おもしろい。

上記III-③-1の添付ファイル

希少疾病用医薬品の該当性推定対象患者数、推定方法についても記載する。)
約150人
<推定方法>
国立がん研究センターがん対策情報センターの提供する“地域がん登録全国推計によるがん罹患データ”より、2008年の悪性リンパ腫(ICD-10:C81-85 C96)の罹患数は22,075人と推定されている。このうちリンパ形質細胞性リンパ腫は約0.69%と推定され(Pathol Int 2000; 50:696)、罹患数は約150人と推測される。

 日本には,たった150人しかいなかったのか!
 でも,これは,年間あたりの診断数では?
 しかし,対象患者数が,年間あたりの診断数というでのは少ない。1年で死ぬという計算か!?

 ヤンセルファーマの見解では,2011年で170人。3年たって,20人が生き残り?

2015年12月23日 (水)

【情報】「リンパ形質細胞性リンパ腫」が[がん情報サービス]に登場

 国立がん研究センターがん対策情報センター提供の[がん情報サービス]に,「リンパ形質細胞性リンパ腫」のエントリーが新規登録されたので,お知らせします。

リンパ形質細胞性リンパ腫(りんぱけいしつさいぼうせいりんぱしゅ):[がん情報サービス]

 [がん情報サービス]の,「リンパ腫」関連は,内容があまりにも古いので,「情報源」には入れなかった。たしか,最終更新日が2007年だった。この度,「■血液・リンパ(悪性リンパ腫)」が,更新され,それにともない,「リンパ形質細胞性リンパ腫」のエントリーが新設されたようです。
 内容は,「日本血液学会編「造血器腫瘍診療ガイドライン 2013年版」」の抜粋的な感じで,ガイドラインを読んで理解できるなら,特に,こちらを読むまではありません。

 そうか!「日本血液学会編「造血器腫瘍診療ガイドライン 2013年版」が「■血液・リンパ(悪性リンパ腫)」の元ネタなので,そこにあったリンパ形質細胞性リンパ腫が,連動して,[がん情報サービス]にも新設されたのか!

管理人専用

  • (1)気がついた時に,すぐやる!  まとめてやろうとするから,忘れる。効率は,二の次!  やりわすれたら,非効率。 (2)指差し確認!  電源ブレーカー断(長時間外出時)など。 (3)はり紙,タグ付け  *このエントリーは,管理人自身用です。  しばらく前から,上記のことを意識しようとしたのですが,どうしても,忘れがちでした。  それで,いつも見る場所に掲示することにしました。

掲示板

情報源

無料ブログはココログ