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2015年3月10日 (火)

【治療戦略】BR療法(ベンダムスチンとリツキシマブの併用療法)

 弊ブログの常連さんに,ベンダムスチン(製品名トレアキシン)に興味を持っているかたもいるようなので,わたしがいま受けているベンダムスチンとリツキシマブの併用療法について,書きとめておく。
 例によって,内容にまちがいがあると思うので,治療の参考にする方は,主治医に確認してください。

 トレアキシンの添付文書や適正使用ガイドは,ここに,まとまっている。

製品情報(トレアキシン)|抗悪性腫瘍剤 トレアキシン|エーザイの医療関係者向けサイト

 ベンダムスチンの効果についてはググってもらえれば,いろいろ出てくると思うので,ここでは,代表的なものだけ。

(1)ベンダムスチンとリツキシマブの併用はR-CHOP療法よりも非ホジキンリンパ腫患者の無増悪生存期間を延長:日経メディカル オンライン

 タイプ別でもPFSはほぼ同じ傾向を示し、濾胞性リンパ腫(p=0.0281)、マントル細胞リンパ腫(p=0.0146)、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症(p=0.0024)では、有意にR-ベンダムスチン群が良好な結果を示した。

 "p"というのは,有意確率のことである。っていっても,なんのことかわからない。^_^;
 この値が小さいほど,「確からしい」ということである。pが大きいと,偶然の可能性が大きくなる。わからなければ,ググってみてみて。(^_^;)
 WMのp=0.0024は,濾胞性の1/10であり,より有意となっている。

 上記記事は,ドイツのRummel氏がASH 2009で発表したものだが,ASCO2012で発表したものが,下記記事。2011年10月までの解析結果である。

(2)ベンダムスチンとリツキシマブの併用はR-CHOPよりも低悪性度リンパ腫とマントル細胞リンパ腫に有効で安全な可能性【ASCO2012】:日経メディカル

 最近は,日本での治療実績発表も多い。ググってほしい。

 それらをひっくるめてざっくり言えば,ベンダムスチンとリツキシマブの併用はR-CHOPよりも,低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫やマントル細胞リンパ腫に奏功するということらしい。

 R-CHOPよりもいいのなら,最初の治療から使えよと思うのだが,日本では,ベンダムスチンの保険適用が,再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫,マントル細胞リンパ腫となっているので,最初からは使えない。

 ベンダムスチンのおもな副作用は,骨髄抑制。白血球などの血球値が,低下する。
 自覚する副作用としては,血管痛が多いようだ。副作用としては吐き気もあるが,それを防ぐために,通常,ベンダムスチン点滴の前に,吐き気止を点滴する。

 わたしの受けている治療は,(1)にある「R-ベンダムスチン群では、4週間置きにベンダムスチン90 mg/m2を第1日目と第2日目に投与し、リツキシマブ375mg/m2は第1日目に投与した。」そのままである。なお,ベンダムスチン単剤でやる場合は,120 mg/m2が標準量らしい。

 わたしは,幸運なことに血管痛も吐き気も経験していていない。
 自覚する効果としては,以下のよう。

 (1)夜間の発熱(37度後半~38度前半)がおさまった。
 (2)歩行時の息切れがなくなり,長く連続歩行ができるようになった。
 (3)重い荷物を運べるようになった。
  治療前には,小型のデイパックにPC1.2kgを入れただけで重く感じて,PCを持ち歩けなかった。
  先日のウォーキングでは,長時間バッテリー装着PC1.4kgだの,タブレットだの,本だの,水だの,計5kgくらいの荷物を背負って,6時間歩いた。翌日と翌々日は,寝たきり老人となったが。(^_^;)

 わたしの場合,以前の治療で,リツキシマブがあまり効果がなかったので,これは,ベンダムスチンの効果なのだろう。あるいは,リツキシマブとベンダムスチンを同時投与することの,相乗効果があるのかもしれない。
 わかりやすくいえば,うまみ業界における,グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果のようなもの。

 検査値で改善されたもの。

 (1)IgMが減少した。(現時点では,総タンパクの減少よりの推定)
 (2)ヘモグロビンが増加した。
 (3)CRPが激減した。

 もちろん,副作用もある。
 (1)白血球低下。
 (2)血小板低下。
 (3)便秘。投与後,三日後くらいまで。

 まだ,2サイクルしかやっていないので,効果・副作用については,これから,変わっていくだろう。今後,大きな副作用が出る可能性もある。

 薬の効く効かないは,人それぞれなので,Aさんに効いた薬がBさんに効くともかぎらないし,Aさんに効かなかった薬がBさんに効かないともいえない。副作用も同様である。
 個人の経験は,あまり,参考にならない。

 ある掲示板で,ある薬について,おおぎょうに自分ひとりだけが経験した副作用を並べ立て,「○○はこわい」とのたまう人がいたが,それはあくまでもその人の個人的経験。それを読んで,その薬での治療をためらう患者がいたら,どうするつもりなのだろう。別の人には,副作用が小さく,効果が大きいかもしれないのに。

 以上,あくまでも,「*個人の感想」でした。

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治療戦略」カテゴリの記事

コメント

興味深い情報と体験を紹介してくださって、ありがとうございます。

私の場合、一回目はエンドキサンとリツキシマブ、2回目がフルダラビンとリツキシマブでの治療でしたが、思ったほど効果が現れなかったから、次回はベンダムスチンが選択肢に上がってくるかもしれませんね。

私にとってためになる情報を有難うございます。


私は自分の病名がわからなかったため、とりあえず、骨髄腫の名医を
探し、今の病院にたどり着きました。

今の病院で病名はすぐわかり、日本の中でも医療の地域格差に
愕然としたものです。


今、ブログを印刷しました。  治療に役立てたいです。
有難うございます。


koharuさんの情報も興味深いです。

koharuさん,コメントありがとうございます。

 フルダラビンよりもベンダムスチンが有効という報告もあるので,いいかもしれませんね。まぁ,これもRummelさんの手前味噌ですが。
 ただ,人によって,合う合わないがありますので,最終的には,主治医と相談してください。

再発、難治性の濾胞性リンパ腫などにはフルダラビンよりもベンダムスチンをリツキシマブと併用する方が有効【ASH2010】
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/ash2010/201012/517703.html

hiさん,コメントありがとうございます。

印刷しちゃいましたか。紙とインクのムダのような。^_^;

hiさんは,まだ,次の治療を考える段階ではないと思います。主治医は忙しいとは思いますが,次はどんな治療が考えられるかくらいはきいてもいいんじゃないでしょうか。休薬期間が長ければ,休薬前に使っていた薬をまた使える可能性もあり,タマに不足はありません。でも,エンドキサンの副作用が強いんでしたね。

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